ロシアによるウクライナへの軍事進攻から 1 年半が経ち、世界中に不安と緊張が広がっています。更に、最近ではイスラエルとハマスの交戦が報じられているところです。この紛争の裏には、二当事者だけでなく、アメリカとイランを含む中東諸国との対立が根深く潜んでおり、世界的な不和となって広がりつつあります。中東は日本にとってもエネルギー源であり、食糧問題も影響を及ぼす可能性があります。1 日に数百から数千の無辜の市民の命が奪われるという状況に対しては、深い悲しみと不安が広がっています。話は変わって、10 月 9 日に開催された出雲駅伝。応援に向かう途中で岩国元出雲市長の訃報に触れ、驚きと同時に、この駅伝も故人の大きな功績の一つであったと思い起しました。故人は、その他、日本最大の木造ドーム出雲ドームの建設、ショッピングセンターでの土日の行政サービスコーナーの開設、総合福祉カードの導入、ごみの分別回収の実施、そして、国道 9 号バイパスの建設など 5 年弱の在任期間中に大きな功績を残されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
「神々の国しまねから幸せの国ブータンへ」
~島根県ブータン友好協会事務局長 柳樂正雄様
▶ブータンと島根の出会い
・ブータンとしまねを結び付けた縁は、島根の和紙作製技術。ブータンの紙は素朴で使い勝手の悪いものであった。島根県の和紙技術指導を依頼されたことが縁。
▶技術指導と国際協力
・島根の紙技術が評価され、国際貢献につながるのであればと始めた技術協力。紆余曲折を経て、ブータンへ赴き現地視察、及びブータンからの技術研修者の迎え入れなどの協力事業を行う。その後も三隅町は技術者派遣等を継続し、技術協力、国際親善に貢献。
▶ブータンとは
・ブータンは田園風景の広がる既視感あふれる国だった。人々は温厚で、信仰に厚く、楽観的人生観を有する。医療、教育が無償で GNH(国民総幸福)が高い。ブータンは行ってみないとわからない国、行ってみると虜になる国。