先日、リビアで洪水が発生し、多くの犠牲者が出たとの報道がありました。リビアは石油の産油国であり、この水害により積み出し港が被災し、長期にわたる閉鎖が予想されています。この洪水が原油の供給障害をもたらし、原油価格の上昇につながる可能性も報じられています。国内の状況を見ると、9 月 7 日に岸田総理大臣からガソリン価格抑制のための施策が発表され、年内は補助金投入策が続くとのことです。補助金の額は、予備費や 2 回の補正予算を含め、合計 55 兆 7000 億円にのぼっています。
このような状況を背景に、最近では EV 社会の到来を感じるようになりました。私も先日、山陰 EV 展示会に足を運び、世界をリードするテスラや、国内メーカーの最新のEV を拝見しました。EV は CO2 排出ゼロの車両であり、気候変動対策に貢献するだけでなく、自動運転技術との連携で安全性や運転の快適性を向上させる可能性を秘めています。まだ充電インフラの整備は途上ですが、今後の展開には大いに期待しています。リビアの洪水の原因とされる気候変動を考慮すると、CO2 排出ゼロを目指す動きはますます重要となってきます。自動運転や AI 技術の進化と共に、交通事故の減少や安全性の向上が期待される EV の発展を、皆様も引き続き注目していた抱ければと思います。
卓話「日本語教室から見る多文化共生」
大田日本語サークルこだま 代表 平田節子 様
・「こだま」は大田市としまね国際センターの共同ボランティアとして立ち上げ。
当時は日本語学習のみならず外国人配偶者の子育てサポートなども行っていた。
コロナ禍で活動が縮小していたが、次第に元通りになりつつある。
・外国人にとって①ことば②制度③こころの 3 つの壁があり、やさしい日本語をつ
かったり、多言語表示を取り入れたり、異文化の理解及び人権意識の向上などして、この壁を取り除かなければならない。
・少子高齢化の進む日本社会では多文化共生社会は不可避。将来の日本の問題として取り組む姿勢が必要。