【2023.11.17】第2例会

1 週間前、島根の大物政治家が過去 3 年間で次々と鬼籍に入った。2021 年の竹下亘元復興大臣に続き、23 年には青木幹雄元官房長官、さらに細田博之前衆議院議長が亡くなり、保守王国島根は大きな転換点を迎えた、という記事を目にしました。なるほど、この 3 名の大物政治家を失った島根県は、これからは中央政界での影響力低下は否めない状態になっていると思います。本来、地域というものは、自立してそれぞれの、市民、県民が、協力し合ってやっていくものであるという認識は私も持っておりますが、残念ながら、地方においては地方交付税に頼るところ、実に財源の 40 パーセントを占めているのが現状です。現実の問題として、今後はこうした大物議員を失った島根県の行く先を案ずると、大変危惧を持たずにはいられません。これからは、市町村も含め、島根県も自立型の地方自治を模索すべきですが、この 3 人の後継者が1年や2年で活躍されることは期待できないので、我々民と官が一体となって協力体制をとって 10年・20年先を見据えて取り組んでいく必要があると感じています。我々もこの地で暮らし会社運営をしていますので、なんとか協力し合いこの場をしのぎながら、未来に続いていけばいいなと思っています。

地区大会報告

講師は石平氏、演題は「中国の経済、政治情勢と台湾問題」でした。主に習近平体制についての話で、中国は近代以前は世界ナンバーワンの国であったが、習氏は近代以前への回帰を図って民族の復興を狙っている。彼はロシアのプーチンのような独裁者になりたい人物だという話でした。台湾問題に関しては、戦争をしてでも台湾統治を果たし、個人の力を示したいと思ってはいるが、石平氏は対話による解決を望み台湾有事は決して起こしてはならないと話された。 日本との有事については、中国軍の東部方面の部隊は、人事の問題で空転しているため、陸海空軍の他、ロケット軍においても弱体化しつつあるという話でした。本会議(青木会員) 本会議では、丸山知事のご挨拶、松江市長の祝辞、石倉ガバナーの挨拶があった。ガバナーのお話では、「希望の種を播きましょう、育てましょう」との地区スローガン、クラブ例会の重要性の再確認、公共イメージの向上、新会員の研修等の話があった。国際ロータリー理事の佐藤様の講演があった。日本を含むロータリー先進国では、会員数の減少が続き、会員増強の手段として、従来型クラブのやり方に拘泥せず、若年層・奉仕に専念を希望する人・経済的に困難と言われる方々向けの、衛星クラブや、特化型クラブなどの、新たなタイプのクラブ新設も有効というお話でした。その後は、地区会計報告、各種委員会の報告、記念事業発表、表彰式などがありました。懇親会(野々村会員) 懇親会会場は 103 台のテーブルが設置され、総数 1200 食程度のお弁当が用意されていました。懇親会は、石倉ガバナーの挨拶から始まり、チャリティー募金額の報告、友末直前ガバナーの乾杯でスタート。テニス、ゴルフ大会の表彰も行われ、アトラクショ
ンは松江ウィンドアンサンブルの演奏、さらには、島根スサノオマジックのアクアマジックによるダンス披露と、島根色たっぷりの懇親会となりました。本会議並びに 記念講演の際、非常に元気のなかった諸先輩方が水を得た魚のように生き生きとされ、驚きました。帰りの車中での 2 次会、帰ってからの 3 次会と、会員の皆様との交流も深まり、大変有意義な懇親会となりました。