【2024.1.12】第1例会

会長挨拶

皆さん新年あけましておめでとうございます。今年の正月は1日に能登半島地震が発生しました。最近は地震が多いですが、今回の大地震は今年一年をどう過ごすかについて考えさせられる出来事でした。200 人を超える方が亡くなり、多くの方が家を失い、避難生活を余儀なくされています。また、孤立地区では未だに 2000 人以上の方が救助を待っているとの報告もあり、非常に厳しい状況が続いています。さらに2日には日航機と海上保安庁の飛行機が羽田空港の滑走路で衝突する事故が発生しました。この二日間の出来事は今年一年がどうなるかについて多くの不安を抱かせるものでした。しかし 2024 年は辰年であり、甲辰ということで草木の成長を象徴しています。植物が成長するように今年は努力が実を結ぶ年とされています。私はこの言葉を信じて今年一年を過ごしていきたいと思っています。さて、昨年の 12 月から次年度の動きが本格化してきました。次年度も皆さんの力を借りてますますクラブを発展させていきたいと考えています。今年度も残り半分となりましたが、色々な事業を成功裏に納め、皆さんと共に 6 月を迎えたいと思っています。引き続きよろしくお願い致します。

年男・年女スピーチ

森山育子 会員

今日は私のロータリー歴、自己紹介、信条、それと皆様への贈り物についてスピーチさせていただきます。私は 84 歳で今年で 7 回目の辰年を迎えました。ロータリーは 2001 年に入会し、私の主人が出雲ロータリーにおりましたため、ロータリーが何かということは、おおよそ承知しておりました。53 歳で一人になり、60 歳になった時に、視野を広めていく必要があると考え、入会することを決めました。その後、会長を務めるなど、いくつかの役職も経験させていただきました。世界大会も 4 回出席し、会の活動を通じて多くのことを学びました。次に、私の個人的な事柄についてですが、私は昭和 15 年 12 月 3 日生まれで、23 歳で結婚し、53 歳で独身になりました。娘を三人育て上げ、現在は孫たちと共に暮らしています。趣味は野球やテニス、日本舞踊など多岐にわたります。お茶の勉強と家庭を守りながら趣味にも精力的に取り組んで参りました。親が野球好きでしたので、小学校の頃から、甲子園等野球はくまなくラジオやテレビで見ておりました。それで野球が大好きになり、中学でソフト部に入りました。高校ではテニスにも参加し、3 年の時に国体に行くことになりましたが、進学のために辞めざるを得ませんでした。また、小学校 1 年の時から高校 3 年まで日本舞踊を習っておりました。大学に進学し、幼稚園教員の資格を取り、数年幼稚園で勤めました。そして、いよいよ本業のお茶の勉強で家に入りました。お茶の道を一生懸命学びましたが、53 歳の時に一人になり、それからが大変でした。それを口で言うのは難しいことです。本当にお茶の世界は難しいもので、大先輩方がたくさんおられますから、「今まで奥さんしとったもんと一緒にできるか」といじめられて、もうやめるとまで言ったこともありました。しかしここで頑張らないと、ということで、結局、私のお茶の腕前を見て認めていただけたということです。毎晩鏡に向かって練習しました。そうして認められたということもありますが、大事なのは細川家からぜひやってくれというお願いがあったことでした。振り返ると一番だったのは、今市町に生まれて、今市町に嫁に行って、友達や周囲の皆さんが守ってあげないといけない、ということが私を支えてくれました。だから、人というものは大事なんです。一人では何もできません。いろんな人をたくさん作って、みんな仲良くしていくというのが原点だったろうと思います。そして私の信条ですが「日新なり、日々新なり」ということです。毎日顔を洗って、今日また一日を生きていこう。精一杯に生きる。明日は明日の風が吹く。そういう精神で私は毎日過ごしています。最後に皆さんに贈り物です。大西良慶さんの言葉で、新聞記者が、あなたは一生のうちで一番良い時はいつだったですかと、聞いたそうです。すると、「今日だよ、今日や」とおっしゃったんですね。昨日はもう終わったことだ、明日には希望がある。今日元気で、ただいまこうしている。それが一番ありがたいことです。今日だ、今日だよ、とおっしゃっているんですね。皆さん、どうですか?一日一日無事に過ごすことがどんなに大切なのかしみじみと感じさせられました。皆さん、幸せなのは今日でございます。さあ、頑張って前向きで、みんなで参りましょう。ロータリーは、自分の心次第で楽しくなりますよ。やっぱり人間は、楽しく面白くないといけません。どうぞ自分から前へ進み出て、勉強してください。あとは、斎雲会で。

木村竜生 会員

辰年生まれの木村竜生でございます。山本さんに 5 分残してこれで終わりにします。

山本英 会員

少し硬い話ですが、ダメ、絶対。薬物乱用防止活動に 36 歳の時から参加しています。昨年末、世間を騒がせた大麻グミや、日大アメフト部の違法薬物事件など、一体なぜそのようなものが手に入るのか、なぜダメなのかについて、少しお話させてください。 大麻は世界で最も乱用されている薬物であることが知られています。大麻の規制は国によって異なり、日本では大麻取締法により所持などが禁止されていますが、検挙数は年々増加しています。この原因の一つとしては、SNS などで大麻が合法な国がある、あるいは無害であるといった様々な情報が広まり、誤った知識を入手してしまうことが考えられています。大麻の有害性としては、知覚の変化、時間や感覚の歪み、運動失調、瞬時反応の遅れなどが挙げられます。また、精神障害、統合失調症、うつ病を発症しやすくなり、IQ の低下や記憶の低下、情報処理速度の低下が見られます。薬物依存も問題となり、幻覚作用もあります。これらの有害作用があるにもかかわらず、なぜ国によって認めているかと言いますと、大麻を嗜好品として流通を当局がコントロールし、反社会的勢力への資金供給を減らしたり、税金として徴収することで国が潤うからです。大麻の成分のカンナビノイドは植物で 100 種類以上、反合成では数百種類以上あると言われてます。これは、大麻のテトラヒドロカンナビノールが薬に応用できないか研究したところ発見されたもので、これらの合成カンナビノイドは将来薬になる可能性を秘めたものでした。そのため、大学や製薬企業が自由に研究できるよう、大麻取締法には指定されていませんでした。 ところが、一連の研究を知った犯罪者が密造販売し、社会問題化した脱法ハーブが蔓延しました。大麻もオーバードーズも興味本位で使用しないことを徹底してもらえたらと思い活動を続けています。皆様のお子さんやお孫さんへの啓蒙の一環となる話となれば幸いです。