会長挨拶
昨日は数年ぶりに女性の会を開催することができました。お世話いただきました親睦委員会の皆さんありがとうございました。大盛況のうちに無事に終わったということで大変喜んでいます。また、今週の日曜日に岡山で地区研修協議会が開催され、奉仕委員会と会長、幹事で参加しました。ロータリーにおいて奉仕活動は基本であり、これを元に対外事業も進められていきます。2690 地区には 65 クラブがあり、それぞれから 4 名の委員長が参加し、賑やかな会となりました。私も来年は国際奉仕委員長ということで、各クラブの発表を聞き、それぞれのクラブの活動を見て、当クラブも国際奉仕に取り組んでいかなければいけないと感じました。話は変わりますが、AI という言葉がしきりに話題に上る昨今となってまいりました。先日見た番組で、少子高齢化で労働者が減少していくという問題が取り上げられていました。労働者が減少すれば、生産性が低下し、国力も減退していく可能性があるという不安があります。しかし先日の番組では、日本の人口減少が大きなチャンスであるとの考え方が紹介されていました。AI の導入によって生産性が向上し、新たな産業や取り組みが発展し、職場が確保され、国際競争力が高まり、結果として好循環が生まれる可能性があるからです。番組を見ながら、ネガティブな視点だけでなく、ポジティブな視点で物事を考えることの重要性を感じました。時代に合った考え方や新しいアプローチが、将来の社会を推進するための鍵となると感じました。
卓話(ダイジェスト)
㈱ビームス執行役員シニアクリエイティブディレクター兼ディレクターズバンク本部長 土井地 博 様
<自己紹介> ビームス東京本社にて役員兼全体のクリエイティブディレクターを務める。1977 年生まれ 47 歳。出雲市多伎町出身。大学卒業後、25 年間ビームス勤務。出雲市観光大使。ビームスは国内外に 160 店舗を展開するセレクトショップで、洋服を中心とした小売業を行っています。日本で初めてナイキやリーバイスなどの海外ブランドを取り扱い、1976 年に創業しました。当時、原宿の 6.5 坪の店舗からスタートし、和装ではなく洋服的スタイルの商品を海外から仕入れて販売していました。創業前は段ボールの製造会社でした。1970 年のオイルショックにより紙の価格が高騰し、事業が困難になり、アパレル業界への進出を決断し、ビームスの創業が始まりました。
<出雲店 BEAMS JAPAN について> ビームスの方針は、世の中が笑顔になるようなアイデアを追求し、1 人でも多くの人々を喜ばせることです。海外の人々は日本の手仕事に興味を持ち、日本の商品に注目しています。そこで、日本の魅力を再評価し、日本の商品を再編集することを決め、新宿に BEAMS JAPAN という店舗を開設し、昨年、神門通りにも出雲店をオープンしました。
<現在の仕事と出雲の魅力> 現在私が担当しているは、「あたらしい、こたえ」を創り出す仕事です。世界的に社会が多様化し、正解がひとつではなくなってきています。私は、ビームスを通じて、地方自治体や企業、個人、海外と連携しながら、さまざまなキーワードを元にムーブメントを起こすリーダーとして活動しています。出雲市は女性人気や UI ターン、第二拠点など様々な面で魅力的な場所であることが明らかになっています。住環境や医療体制、教育環境なども整っており、都会とは異なる良い点がたくさんあります。出雲大社や縁結びは、今の日本社会において重要な意味を持っていると考えています。ビームスのような企業が、地域の特産品や文化を活かした新しいアイデアを展開することは、地域振興・産業の発展につながる取り組みだと考えています。
<???→!!! 意識の変化、共感へ> 今日の行動や決定が、未来にどのような価値をもたらすかを見据え、地域や企業が長期的な視野で取り組むことが持続可能な発展につながると考えます。将来を見据えた街づくりやビジネス展開は、地域や企業の魅力を高める重要な要素です。多様化する社会の中で、企業や組織は単一の答えを求めるのではなく、新しいアプローチや多様性を受け入れる柔軟性が求められます。今後は、疑問や挑戦に対する創造的な解決策や驚きに満ちた発見が、個人や組織の魅力を高める鍵になるのではないでしょうか。新しいアイデアやビジョンが、共感を呼び起こし、人々の興味を引くと思います。新しい答えとは、単純な足し算ではなく、常に問いかけや驚きを伴うものであると思います。出雲が世界的に興味深い町や魅力的な街になるためには、ビックリマークを通じて新たな発見や面白さを提供することが重要だと考えます。観光大使として、地元のために貢献していきたいと思います。