会長挨拶

皆様、初めての例会での挨拶となりますが、1年間よろしくお願いいたします。会員の皆様のお力をお借りして、本年度一生懸命取り組み、皆様にとって素晴らしい1年にしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
さて、7月3日に20年ぶりの新紙幣が発行されました。紙幣の顔が40年ぶりに変わります。一万円札は渋沢栄一さん、五円札は津田梅子さん、千円札は北里柴三郎さんが新たに登場します。新しい紙幣は偽造防止のために高精細の3Dホログラムが追加されています。
今回の新紙幣が最後の現物での発行ではないかとも言われており、キャッシュレスの比率が国内で39%になっているそうです。これは20年前の13%から大幅に増えています。海外では、イギリスが64%、シンガポールが60%、アメリカが55%と、デジタル通貨の比率が高くなっています。偽造が多い国ほどデジタル通貨への移行が進んでいると言われています。
日本の紙幣に対する信用が非常に高いことを改めて認識しました。しかし、デジタル通貨への移行が進むと、通貨流通のコストが利用者に移ることになります。銀行振込やデジタル通貨の利用には費用負担が伴います。これにより、流通や商売の仕組みを変革していく必要があります。
来年より出雲市でデジタル地域通貨の導入が行われ、この新紙幣の発行に合わせて、地域経済のあり方や地域への循環について考えてみてはいかがでしょうか。
所信表明
田中充会長 ~所信表明~
所信表明ということで、少し時間をいただいて、自己紹介や今年度の考え方について述べさせていただきます。ご承知のように、今期入り、新しい年度がスタートしました。会員総数は80名、名誉会員1名を含めて81名という島根県最大のクラブの規模は変わらず維持されています。この大きなクラブの会長に選任していただき、皆様のお力をお借りして、今年度は一生懸命取り組んでいきたいと思います。
入会以来、多くの方々に出会い、クラブ内で先輩や後輩、そして退会された方々からも多くを学びました。ロータリーのある生活が自分の一部になったことを感じています。皆様にとってもクラブが生活の一部となり、関わりが深まる1年にしたいと思っています。よろしくお願いいたします。
まず、簡単に自己紹介させていただきます。昭和36年4月22日生まれで、今年63歳になります。同クラブの竹下尚子会員は中学校の同級生で、日清会長は高校の同級生です。また、元会員の岩田圭司も中高の同級生です。私は昭和45年まで今市町で育ち、その後北本町に移りました。今市小学校、今市中学校、出雲高校を経て、関西学院大学に進学しました。
ロータリークラブには、平成21年7月第3例会で入会し、多くの委員会で委員長や幹事を務めました。今年はホーム例会に100%出席を目指して頑張ります。会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。
続いて、今年度の活動方針についてお話しします。今年度のRI会長のテーマは「ロータリーのマジック」です。これは、水と衛生に関わる奉仕活動の一環で、ドミニカ共和国の浄水器設置での経験からインスピレーションを受けたものです。地区ガバナーのテーマは「未来への懸け橋を作ろう」です。地区の目標として、奉仕活動の実践、公共イメージの向上、会員の増強、活動資金の確保、地区大会への参加、国際大会への参加が挙げられています。
クラブのテーマは「アクティブに行動し、機会の扉を開こう」です。これは、パストガバナーの講演や過去のRI会長テーマからインスピレーションを受けたものです。出席率の向上や各行事への積極的な参加を通じて、会員相互の交流と親睦を深めたいと考えています。
ロータリークラブは信頼できるビジネスパートナーを探す場として始まりましたが、現在は奉仕団体としても活動しています。クラブ内での世代を超えた交流を通じて、新たな発見や機会を見つける場にしたいと思います。皆様の行動が機会の扉を開く鍵となりますので、積極的に参加してください。
最後に、今年度のクラブ運営についてです。為替の影響で会費の負担が増加していることから、受益者負担の方針で予算を組む予定です。円安の影響を受けて財政を立て直す必要がありますが、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
1年間、皆様と共に楽しい時間を過ごせるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。以上で所信表明を終わります。ありがとうございました。