マムシグサ 蝮草  サトイモ科 Arisaema serratum
●高さ:3070cm ●花期:45月 ●多年草
●分布:北海道、本州、四国、九州 ●撮影地  出雲市所原町殿森
山地の林の木陰などに生える。球茎は平たい円形。緑紫色の頭巾のような花をつける。
この花は、仏像の背中にある炎形の装飾(光背)に似ているので仏炎苞という。仏炎苞
の下側は筒状で、中に雄しべか雌しべと付属体がある。茎らしく見えるものは葉柄の下
部が重なったもので、紫褐色の蛇斑紋がありマムシグサと呼ばれる。あるいは、仏炎苞
を蝮が鎌首をもたげた姿に見立てたものとも言われる。サトイモ科テンナンショウ属の
仲間にはウラシマソウ(付属体が細長い紐状=釣り糸)、ユキモチソウ(付属体が白く
丸い)、ムサシアブミ(仏炎苞が鐙を逆さにした形)などがある。雌雄偽異株で、球茎
が肥ると雌に、痩せると雄に性転換する。秋にトウモロコシの出来損ないのような赤い
種を付ける。